絶対に事故を起こさない!デリバリーバイクの乗り方

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フードデリバリーをバイクで始めたいけど乗ったことがなくて怖い!
普通のバイクと同じように乗ればいいの?

こんな不安はこれを読んで解決していきましょう!

教習所運転を完璧にしてるんじゃ食べ物冷めちまうよ、、
って方も事故事例に対してデリバリーバイク歴8年の私が普段から実践していることを紹介していきます!

どんな人でもこの記事を覚えて実践できれば人並み以上に事故を起こさなくなると思います!

ヘルメットはこれだ!胸のプロテクターをつけろ!みたいな話はまた別の記事で紹介します💡

目次

バイクってどれくらい危ないの?

皆さんの多くが乗るであろう126cc未満のスクーターは、
車の倍くらい死亡率が高く
5倍くらい重傷を負う確率が高い
ということを知っておいてください。

正直に言うと普段からおっちょこちょいみたいな人は乗って欲しくない乗り物です…

さらにバイクと車の安全面での違いは思ったよりたくさんあって深いんです。

  • タイヤが2つなので転倒する可能性がある
  • 身体がむき出しで事故を起こすと重症につながりやすい
  • 軽いので風の影響を受けやすい
  • ブレーキ性能が低く制動距離が長い
  • ヘッドライトの数が減り、明るさが下がる
  • サイズが小さく対向車などから認識されにくい

これらの違いを覚えておくことで自然と安全な運転行動をとれるようになります。

データで見る危険性

厚労省が配達員向けに出している「配達中の交通事故を防ぐために」という案内があります。

これによると事故を起こした配達員の6割29歳以下であることがわかります。

2022年のフリーランス白書によると29歳以下のフードデリバリー配達員は全体の4分の1程度なので若者の事故率が非常に高いことが分かります。

配達員全体の1/4しかいない29歳以下のドライバーが事故の6割を占めています。

また若者の事故が多いのは単純に若者の方が無茶しがちということがあるでしょうが、バイクの乗り方の知識不足も原因の1つです。どうしたら事故になるのかをたくさん知っていきましょう。

事故事例からできる対策

さあ、本題です💡
試験も過去問が大事ですよね。それと一緒です。

さきほどの厚労省の資料では主な事故事例についても書いてあります。
主な事故から一つずつ対策を紹介していきます!

︎一時停止の無視による交差点での出会頭の衝突

教習所でやれよと言われたことをやらないで事故を起こす。
当たり前なんですが、それでもヌルっと言ってしまう気持ちもわからなくはありません。。

この事故に対するテクはこれ!

  • 全ての交差点で自転車が目の前を飛び出してくるかもというイメージをする
  • パッシングに勘違いされないようにライトで存在アピール

全ての交差点で自転車が目の前を飛び出してくるかもというイメージをする

自転車の飛び出しを想定しておくと車道だけでなく歩道にも気が配れます。
こっちに勢いよく曲がってくるかもしれないと思っておくともっと良いです。

自転車より速い飛び出し歩行者はいませんし、
自転車にぶつからないようにすれば、道路の内側を走る車両にぶつかる運転になるはずがありません。

いつでもどこからでもチャリロケット

パッシングに勘違いされないようにライトで存在アピール

夜間限定ですが、車両のライトがチカチカしてる所に突っ込んでくるのは鹿くらいです。
対向車の邪魔にならないようであれば是非ハイビームも活用しましょう。

「お先どうぞ」の意味を持ったパッシングに勘違いされてしまわないように注意しましょう。
相手に存在を認識させるというのは事故防止に大きく役立つので覚えておきましょう。

光によって相手に「先に何かいるな」と思わせることが大事

︎スリップ(特に夜間や雨天時)

ただコケるだけと思ったら大間違い!
後続車がいたら二次事故が起こりやすいですし、最悪ペチャンコになったり崖にダイブです。

この事故に対するテクはこれ!

  • 普通のアスファルト以外滑ると思っておく
  • 加速とブレーキは車体が真っ直ぐなときにかける
  • 絶対に前方不注意をしない

普通のアスファルト以外滑ると思っておく

滑りやすそうな見た目のものは〜というように覚えていくのは難しいです。
普通のグレーの道路以外は滑る!と覚えておきましょう。

グレーのアスファルトの上以外はどこも滑る!濡れてたら何もかも滑る!
アスファルト以外なるべく上に乗らない!乗ってもブレーキかけない!

覚えたい方は滑るで名高い奴らをあげておくので見ておいてください〜

濡れた地面、ガソスタの鉄板、マンホール、道路の白線、落ち葉、桜の花びら、水たまり踏んだ直後、砂利、泥、沖縄によく見られる砂っぽい道路、雪、冬場の凍結防止剤

加速とブレーキは車体が真っ直ぐなときにかける

ちょっと難しい話をします。無理な方はオレンジだけ見てね。

スリップはタイヤと地面の摩擦力より大きな力が発生するとスリップします。
具体的には加減速と車体を倒すことによる遠心力です。

またバイクは前輪のタイヤが少しでも滑ったらほぼ倒れます。
つまりタイヤ(特に前輪)が滑りそうなものの上にある時は加減速を一切しない、車体を傾けない。これらを徹底することでスリップしなくなります。

実際のところ雨天時以外、中級以上のドライバーはカーブの後半から加速をするのですが、
その理由さえ分からないうちはやめておきましょうね。

加速とブレーキはバイクがまっすぐな時のみ!

絶対に前方不注意をしない

前を見ないで~運転してると~ぶつかる~
当たり前ですね。

ただ本当にバイク事故って
前方不注意→発見が遅れ急ブレーキ→転倒or衝突 が多いんデス。

夜間や雨天時はスリップしやすいだけでなく視界が悪いです。そんなときにいつもみたいにゆっくりとミラーを見てたりしたら発見が遅れ、スリップに繋がります。

視界や路面状況が悪い時はほぼずっと前を見る!ミラーすらも一瞬!

︎スマホのながら運転

交通死亡事故でよく聞く3トップが飲酒運転、ながら運転、スピード超過
つまりはこれをやると人を殺しかねないってことです。

配達員の宿命ですが、運転中のスマホ使用はスマホホルダーにつけていても違反を取られる可能性がありますし基本やめておきましょう。

この事故に対するテクはこれ!

  • 一瞬で止まれるように5秒に1回くらい後方確認をしながら運転する
  • 早押しなら注文を受ける基準を決めておく、早押し以外なら止まって確認する
  • ここらへんかな〜?スマホ使用は実はすごく危険

一瞬で止まれるように5秒に1回くらい後方確認をしながら運転する

注文が来たり、電話が鳴ったりしたらつい急に止まりたくなりますよね、これを直すのは難しいので
自分が止まれるか止まれないかを常に考えて走行する癖をつけておきましょう。
後方の状況を把握しながら運転することであらゆる事故を防ぐキッカケにもなるので是非やりましょう!

後ろに後続車やチャリがいるか常に確認!鳴ったら即停車!

早押しなら注文を受ける基準を決めておく、早押し以外なら止まって確認する

ウーバーの場合、注文を受けてから数秒の考える時間が与えられますよね?
そうしたら焦らず路肩に停止してからスマホを見ましょう。
止まりやすくするために普段から左斜線を走っておくと良いと思います。

しかし出前館の場合、注文の受注は早押しです。

これはながら運転の温床なので出前館側が悪いと私は思ってます。
なので我々の出方としてはこうしましょう。

スマホホルダーに取り付けた上で、
「あらかじめ今鳴ったら受ける受けない、北から南への配達なら受ける受けない」を決めておく。
これでチラ見で対応できます!発信者としてグレーな発言ですが、これならみんなやってくれるかな?

今なったらどんな注文が来たら受けるのかを頭に入れておいて、画面をほぼ見ないで対応!

ここらへんかな〜?のスマホ使用は実はすごく危険

ぶっちゃけ私が一番ヒヤリハットを経験したのはこれです。

路肩で止まってスマホを見たり、一瞬ナビの道順を確認して「こっちか!」ってなった瞬間にいつも運転しているときに比べて注意力が下がってしまうんです。

特にこれは細い道であればあるほど気が緩んでしまいます。

その結果後方確認を怠ってUターンしようとして車や自転車にビックリしたり、
足元の砂利でタイヤを軽く滑らせてしまったりしたことがあります。。

あと少しで着くとき・道はこっちか!となったときも発進時は周囲を確認!!

交差点直進時の対向右折車との衝突

これはよく教習所とかで言うバイクは小ちゃくて遠く見えるから〜のやつですね。
こんなもの法的にはどんなに相手が悪くても痛い目を見るのはバイク側なので対策は一つです。

この事故に対するテクはこれ!

  • 交差点直進時は常に対向右折車が突っ込んできても避けられる想定をして運転をする

交差点直進時は常に対向右折車が突っ込んできても避けられる想定をして運転をする

まじでこれだけで事故を防げます。

相手がどんなタイミングで右折してきても避けられる、止まれるような運転をしておけばいいのです。
止まるなら後続車の有無をあらかじめ確認して急ブレーキにならないようにしてください。
基本的に「私以外みんなバカ」のスタンスで運転しましょう。

さらに言うと高齢者オラオラ系のドライバー運転に自信のなさそうなハンドルの持ち方初心者マークなどを目にしたら特に注意をして通りましょう。

他にも大音量ミニバン、目線がハンドルに埋まっているドライバー、都内にいる田舎ナンバー、右折レーンにいる強気な馬鹿自転車などなど

「普通と違う」には敏感でいることをオススメします

まだまだある紹介しておきたい対策

発生頻度の高い5つの事故対策だけですごいボリュームになってしまいましたね。
まだまだ紹介したい対策があるのでサクサク紹介していきます!

スピード超過

配達員の起こす事故という括りを外すとメインとなる事故原因ですね。
「制限速度を守ろう」は私の言う事じゃないので各自にお任せします。

バイク運転者の目線から私が伝えたいのがこれです。

テクはこれ!

  • 制動距離と回避パターンを常に頭に入れて走行する

どういうことかというと

  • 前方の車がいきなり右折したらどのくらいの距離でとまれるか。
  • 隣の車線に移ることはできるか。
  • 後続車は重くてすぐ止まれないような車両なのか、どのくらいの速さと距離なのか。
  • 急な車線変更がありそうな場所なのか。
  • 急な飛び出しがあったらどう避けるか、止まれるのか。

つまりはたくさんの視覚情報から出せる最大限のスピードを把握しておこうということです。

こうやって避ける!このくらいで安全に止まれる!を常に把握できるようにする

追い越しやすり抜け

普通は「するな」ですが、私からは「するならこうしろ」を紹介します。

テクはこれ!

  • 自分の車線全て、対向車線、両側の歩道とそこに隣接する施設すべてを確認してからやること

事故パターンとして考えられるのはこんなところです。

  • いきなり車のドアが開く
  • 対向右折車が横切ってくる
  • 車線変更や右左折に巻き込まれる
  • 急に幅寄せをされて衝突する
  • 停止中の車の隙間を歩行者や自転車が通過する
  • 歩道の自転車が車道へ出てくる

これだけの危険が隠れている行動がすり抜けや追い越しなんです。

すり抜けをする人を減らすことは出来ると思っていませんが、
こんなパターンがあるのか!と知ってもらえれば、世の中の事故を減らせるのかなと思います。

すり抜けは事故パターンをたくさん知って、確認することを理解しておこう!

この車には注意!

この車はこういう危険があるよねっていうのを理解しておくと、
それに対しての危険予知行動がとれます。

テクはこれ!

  • タクシーはいきなり止まるものと思う
  • 荒っぽい運転の車は周囲確認しないですぐ車線変更してくる傾向アリ
  • 停車中のバスは色んなとこから飛び出してくる

バカっぽそうな車の近くは走らないに限ります

整備で防ぐ!

事故を起こしにくいバイクにしておくことも実は大切な事です。

また最低限のセルフメンテナンスを行っておくことで機転が利くバイクをキープできます。
整備不良者は急な制動についてこれず、加減速が鈍かったりスリップしやすかったりします。

もちろん手に負えないバイクの不調はすぐにバイク屋さんに泣きついて直してもらいましょう。

テクはこれ!

  • 車体の色は夜間に消える紺は避けておく
  • 車両に取り付けるアクセサリで重心が高くならないように心がける
  • スマホホルダーは高く設定し、なるべく視線が下がらないように工夫する
  • ブレーキの遊び調整をする
  • ヘッドライトは純正品かそのバイクで推奨されている物で色温度6000K以下のものにする
  • 3000kmに1回はオイル交換
  • タイヤの溝は定期的に確認し、20000kmくらいに1回は交換

これは突き詰めるとキリがないので上のやつから頑張りましょう

まとめ 絶対に事故を起こさない!デリバリーバイクの乗り方

29歳以下はすぐ事故る!国のデータでこれが明白なので若年ドライバーは要注意して運転してください

・一時停止は必ず守る
・急な加減速を避けてアスファルトのグレーのとこ以外を走らない
・スマホのながら運転は死の覚悟をもつ
・対向右折車が突っ込んできてもかわせるように走る
・スピードは周りに合わせて走る
・追い越しやすり抜けは最低でも知識とテクがついてから
・この車は馬鹿っぽいから無茶してくるなという推理をしながら走る
・事故をしない色やアクセサリにして日常点検を怠らない

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